Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

#044 高周波 ~GND(接地)~

今回は、GND(接地)について話します。 GNDは、時にはアースとも呼ばれますが、電子機器や高周波回路ではGND(グラウンド)とアースを区別する必要があります。GNDを接地してもGNDとアースの基準電位(ポテンシャル)に微妙な差異ができてノイズの原因となる場合があります。 続きを読む

#042 高周波 ~ストレーキャパシティ(寄生容量)~

今回は、プリント基板等の設計時のストレーキャパシティについてお話しします。 ご存知のように、金属が向いあっていればそこに容量が発生します。 プリント基板でストリップラインが並行して配置されていればそこに容量が発生します。 これを回路図に表れないストレーキャパシティと呼びます。 続きを読む

すべての人とモノがワイヤレスでつながる

みなさん こんにちは。応用機器設計第一部設計第二課の加古です。

今回は無線に関するお話しをさせていただきます。

さまざまなモノがワイヤレスでインターネットにつながるIoT(Internet of Things=モノのインターネット)の時代になるとかねてから言われてきましたが、最近その流れが一気に加速しています。

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セラミックコンデンサ(セラコン)でクラック発生! さあどうする?

現在の電子回路に欠かせないのがセラミックコンデンサ(セラコン)。

セラコンは、極めて安定した性能を保有しているため、電子回路基板等の想定寿命よりも短い期間で磨耗故障領域に入って故障することは、まずないと考えられています。

しかし、実装時の扱いによっては、早期に故障してしまうことがあります。

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セラミックコンデンサ(セラコン)でクラック発生! さあどうする?

現在の電子回路に欠かせないのがセラミックコンデンサ(セラコン)。

セラコンは、極めて安定した性能を保有しているため、電子回路基板等の想定寿命よりも短い期間で磨耗故障領域に入って故障することは、まずないと考えられています。

しかし、実装時の扱いによっては、早期に故障してしまうことがあります。

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事例5.業務用無線機の高周波(RF)部 生産中止(EOL)コンデンサの変更

事例5.業務用無線機の高周波(RF)部 生産中止(EOL)コンデンサの変更

<概要>

業務用無線機の送信部で使用している国内大手メーカのコンデンサが生産中止(EOL)となるため、ディスコン対象のコンデンサ部品を再選定しました。 この無線機はマイクロ波の400MHz帯で使用されるものです。 ディスコンとなるコンデンサは1608サイズおよび2012サイズであり、代替コンデンサは国内メーカ、海外メーカなど複数社を提案し、現行コンデンサからの変更に対するメリット、デメリットを示した上で、お客様に選択していただきました。 また、無線機などの高周波(RF)回路機器では、高周波(RF)特有の整合調整が必要となるため、主要部品(RFICやRFディスクリートなど)間のインピーダンス整合を代替コンデンサで調整した後、無線機の各種無線特性を検証しました。 この事例は、基板改版をしないでコンデンサを変更するご要望に対して、代替コンデンサの定数変更だけで実現したものです。

部品サイズを変更しないで整合調整した回路例

もちろん、コンデンサを2012や1608サイズから1005や0603サイズへの変更など、部品の小型化を含めたディスコン対策をご要望であれば、基板レイアウトの改版と併せて対応することも可能です。
 

<工程>

工程

<検証項目>

無線機の各種評価項目
  • 周波数偏差
  • 占有帯域幅
  • スプリアス強度
  • 空中線電力
  • 隣接チャネル漏洩電力

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