Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

応力解析(強度解析)とは?

こんにちは。構造設計課の竹森です。

 

応力解析(強度解析)は聞いたことはあるという方は多いかと思いますが、いつ・どのように使えば良いかを理解して実践されている方は少ないかもしれません。製品開発の現場では、車載機器が受ける振動による共振の評価や、地震を想定した振動の影響、プリント基板・半導体パッケージの実装時に発生する熱応力の検討など、信頼性を確保するために応力解析が重要な役割を果たしています。今回は、事例も含め、応力解析(強度解析)について簡単に説明したいと思います。

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スミスチャートだけじゃない。インピーダンス整合の可視化に活用できるイミタンスチャート!

こんにちは。通信機器設計一課の加藤です。

当社(WTI)では、無線機器を含む各種RF(高周波)機器やシステムの設計を行っています。その高周波回路設計の際にツールとして使用されるのがスミスチャートとその類似チャート(アドミッタンスやイミタンスチャート)です。スミスチャートの使い方に関しては当社(WTI)サイトに各種資料や動画がありますが、本ブログでは少し別の視点からみてみましょう。

 

 

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EMI対策のプロが教える、不合格後の効率的なリカバリープロセス

みなさんこんにちは、通信機器設計一課の尾﨑です。     

今回はEMI(電磁妨害:Electro Magnetic Interference)対策についてお話しさせていただきます。

 

電子機器の開発では、EMI対策がますます重要になっています。特にEMI試験で不合格になってしまった場合、どのような手順で原因を特定し、効率的にリカバリーするかが開発スピードを左右します。

 

本ブログでは、当社が実際に行っている EMI対策の具体的な手順を工程別に解説します。EMIの基本から実践的なノイズ対策まで、EMI対策でお困りのエンジニアの方はぜひ参考にしてください。

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IFSM(ダイオードのせん頭サージ電流)試験及び大電流パルス通電試験のご紹介

こんにちは。第二技術部 カスタム技術課の井上です。 

今回はパワーデバイスの評価試験の一つである、ダイオードのIFSM試験及び大電流パルス通電試験についてお話しようと思います。車載分野などを含むパワーエレクトロニクス分野においては、使用する半導体の耐久度・信頼性は部品選定における重要なポイントであり、それらを評価する受託試験のニーズも高まってきています 

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7年連続「健康経営優良法人」認定

こんにちは、採用担当 草場です。

 

皆さんにとって働きやすい企業とは、どんな企業でしょうか?

わたしたちはその答えを、日々の取り組みの中で形にしています。

まず、私たちが大切にしているのは「健康」です。

社員が心身ともに健やかで、安心して働ける環境こそが、企業の力になると信じています。

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EMCにおけるノイズの種類と規格 |電波暗室・EMI | WTI

みなさんこんにちは。第一技術部電源設計第三課の尾中です。

以前お話しさせていただきました”USBとコンプライアンステスト”では多くの

問い合わせをいただきありがとうございます。このブログではUSBについて

お話しさせていただきましたが弊社ではUSBだけでなくEthernetについての

コンプライアンステストも承っていますのでこちらも是非お問い合わせください。

(前回ブログ:WTIブログ『USBとコンプライアンステスト』)

話は戻りまして今回のブログではノイズの種類と規格~EMCとは?~についてお話しさせていただきます。

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電源回路におけるコンデンサについて

みなさん、初めまして。電源設計課の山口です。今回ブログを担当させていただくことになりました。

2025年の4月に中途入社して、約半年がたちました。
電源設計課の名前の通り、電源設計関連の業務を担当しており、現在は電源回路の動作・仕様検討を主におこなっております。

前職では電源設計にはほとんど関わっていなかったため、日々勉強しながら業務に取り組んでおります。

電源回路では、抵抗やコンデンサ、FETなどの半導体やコイル・トランスなどの磁性部品、リレーやヒートシンクなどの放熱部品など、使用する部品は多岐にわたります。今回は電源以外でもよく登場するコンデンサについて、基本動作や代表的な種類や特徴、電源回路における役割についてお話できればと思います。

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自家中毒ノイズによって受信感度が劣化していませんか?

小川

みなさん、こんにちは通信機器設計課の小川です。

 昨今では、IoT通信用のLTEモジュールやWi-Fi、Bluetoothモジュールなどが普及しており、簡単に無線機能を搭載できるようになっていることから、無線機能を搭載した製品が多数開発されていると思います。しかしながら、通信機能が確立された市販の無線モジュールを搭載して開発した製品でも、無線通信が安定しない、想定よりも通信可能距離が短いなどでお困りではないでしょうか?
まず、真っ先にアンテナ性能が出ていないことを疑われると思いますが、アンテナ性能が悪いとは限らず自家中毒ノイズによる受信感度劣化が原因かもしれません。今回は自家中毒ノイズによる受信感度劣化についてお話しします。

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