Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

IoT機器のOTA化が意外と進まない理由とは part3 ~エンベデッドセキュリティはHSM(ハードウェアセキュリティモジュール)がRoT(信頼の基点Root of Trust )に~

みなさん、こんにちは。ソフトウェア設計課の藤岡です。

<関連ブログはこちら>
IoT機器のOTA導入が意外と進まない理由とは
IoT機器のOTA化が意外と進まない理由とは part2 ~エッジコンピューティングへのニーズの高まりとハッキングの危険性~
IoT機器のOTA化が意外と進まない理由とは part4 ~エンベデッドセキュリティはHSM(ハードウェアセキュリティモジュール)がRoT(信頼の基点Root of Trust )に~

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熱シミュレーションは簡単にはできない

みなさん、はじめまして。入社1年目 第一技術部 構造設計課の中村です。

私が構造設計課に配属されて半年が過ぎました。構造設計課は大きく分けて、シミュレーション(熱、応力)と機構設計があり、私は熱シミュレーションを担当しています。

各技術へのリンク

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倉庫内の在庫管理 画像認識にAR機能を用いて実現

こんにちは。第一技術部システム設計課の熊谷です。

前回のブログでは屋外でのRTK-GNSS(Real Time Kinematic- Global Navigation Satellite System)受信機を用いたcm級高精度測位についてのお話をさせていただきました。

何年か前の日曜TVドラマでもトラクターの自動運転が出てきましたが、農機や重機などの屋外測位だけではなく、倉庫内や工場内でのフォークリフトやAGV(Automatic Guided Vehicle:無人搬送車)などの位置検出も作業効率改善のため、ニーズが高まっています。

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「熱課題」簡易診断サービス ~放熱設計を始めるなら開発初期から!~

「熱課題」簡易診断サービス ~放熱設計を始めるなら開発初期から!~

WTIでは、開発初期の構想段階で熱的課題を診断し、設計手戻りによる時間や費用の無駄をなくすための「熱課題」簡易診断サービス(費用は10万円~)をご提供しております。必要な情報(入力情報)をご提供いただいてから基本3営業日で診断結果をご回答いたします。

 

開発過程における熱的対策の課題

開発段階と熱対策の費用・自由度の関係電子・電気製品や電源機器の小型化・高性能化に伴い、製品内部で消費する電力(発熱量、発熱密度)が増加しており、熱的な課題に対する対策の重要性が高まっています。
 
しかし、熱的対策の重要性の一方で、以下のような開発上の問題は依然解消されていません。

① 熱的課題は試作評価しないとわからない

製品開発の設計段階では、まずは回路設計が優先され、熱的な課題は試作品の評価段階で実際に回路を動作させて初めて問題が顕在化することが珍しくありません。 しかも対策は経験と勘を頼りに取り組むことが多いため、対策・評価の繰り返しに時間を費やすことになります。

② 熱的課題の対策は開発後半になるほど不利

熱的課題への対策は①項の理由から開発の後半で取り組む傾向が多いのですが、対策の時期が開発後期になるほど対策の自由度が限定され、割高な放熱対策や大幅な設計手戻りを余儀なくされる場合があります。

このような熱的課題に対しては、開発初期の構想段階で熱的課題の有無を診断(どの程度の温度上昇が見込まれるかを予測)して放熱設計の方針決めを行うことが大切です。

 

「熱課題」簡易診断サービスの内容

開発初期の構想段階で製品仕様が決まる前にいくつかのインプット情報(筐体サイズ、換気有無、消費電力、目標温度、等)をご提供いただきます。ご提供いただいた情報に基づき、筐体表面温度、内部空間温度、発熱部品温度などがどの程度上昇するかを計算します。ご報告までのリードタイムは、必要な情報(入力情報)をご提供いただいてから基本3営業日です。

「熱課題」簡易診断サービスの内容

計算で得られた結果に基づき、熱課題の有無およびワンポイントアドバイスをご報告いたします。

製品成立可否、製品サイズや放熱方針(ファンやヒートシンクの要否等)の妥当性など

本診断結果をお客様の放熱設計に対する方針決定の参考情報としていただき、その方針に基づき設計を具体化されることで、割高な放熱対策や大幅な設計手戻り低減に寄与します。 ただし、以降の設計の具体化内容によっては、診断部位の温度は変動することがございます。WTIでは、設計具体化過程での詳細な熱解析サービスもご提供しておりますので、合わせてご活用ください。

《技術コンサルティングのご案内》

WTIは、熱・応力解析のコンサルサービスを「テクノシェルパ」のブランド名で行っております。 以下のようなお悩み・ご要望にお応えします。

  •   「放熱の手段をいろいろ試したが、スペックに入らない」
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FPGA開発ではタイミング検証が極めて大事

みなさん、こんにちは。第一技術部の赤谷です。

前回のブログ「非同期入力はメタステーブル対策が必要」では、非同期信号の入力タイミングによっては、メタステーブルが発生し不具合を起こす可能性について解説しました。

今回は、そのことに関連しFPGAの設計ではタイミング検証が極めて大事であることをお伝えしたいと思います。(当社のFPGA設計受託サービスはコチラ

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絶縁と電源設計

電源設計課の道津です。

今回は電源設計における「絶縁」の基本的な話をしたいと思います。

電源設計において、絶縁は主に機器の安全性の確保やノイズによる誤動作の防止のために用いられ、電源を使用する機器の安全性・信頼性にかかわる重要な要素となります。

絶縁にはいくつかの種類があり、それらは機能絶縁、基礎絶縁、付加絶縁、二重絶縁、強化絶縁と呼ばれています(下表参照)。

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カスタム計測サービスのご紹介【微小電流検出編】

こんにちは。WTI 第二技術部 カスタム技術課の白濱です。

カスタム計測サービスとは、お客様の研究開発環境で求められる機能を、オーダー・メイドの『カスタム計測システム』という形でご提供するサービスです。

「でもオーダー・メイドなんて敷居が高そう・・・」なんて思っている方はいませんか?
WTIでは、パートナー企業と協力し、既存設備と組み合わせることで比較的容易にシステムを構築することが可能です!

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やっぱりあった! EMCノイズ対策のコツ ~知ってるのと知らないのでは大違い~ その7

やっぱりあった! EMCノイズ対策のコツ ~知ってるのと知らないのでは大違い~ その6に続いて、EMCノイズ対策のコツのお話です。

EMC雑音の出どころを調べるためには、#004 EMI対策 ~ノイズ源を突き止めるには、周波数の把握、そして解析ツール~ に解説がありますように、電波暗室中で電磁波可視化システム(⇒ http://www.wti.jp/contents/emi-02.htm)を使ってノイズ放射を捉え、その後スペアナで周波数を把握します。

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市販/外注アンテナの性能が出にくいのはなぜ?

みなさん、こんにちは。
株式会社 Wave Technology 第一技術部システム設計課の竹内です。

今回のテーマは・・・、
市販/外注アンテナの性能が出にくいのはなぜ?
です。

自社設計した基板に市販品もしくは外注設計したアンテナを実装したが、アンテナのデータシートどおりに共振周波数やアンテナ利得を得られなかったという経験はありませんか?
何故、そういった事が起こるかをお話ししたいと思います。

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電源の制御回路設計に必要な伝達関数

こんにちは。電源設計課の久保です。第2回目の投稿となります。

立派なエンジニアを目指して、引き続き電源設計の技術習得に奮闘しています。前回のブログでは、勉強中だった位相補償に関するお話をさせていただきました。難しい内容でしたので、わかりづらい箇所もあったかと思いますが、その後更新された「位相補償が解れば電源の発振なんて怖くない」も併せて見ていただくと、位相とゲインが電源回路の安定動作に必要であることがより詳しく理解いただけるのではないかと思います。

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