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熱シミュレーションは簡単にはできない

みなさん、はじめまして。入社1年目 第一技術部 構造設計課の中村です。

私が構造設計課に配属されて半年が過ぎました。構造設計課は大きく分けて、シミュレーション(熱、応力)と機構設計があり、私は熱シミュレーションを担当しています。

各技術へのリンク

 

私は熱の知識がほとんどない状態からのスタートでしたが、日常生活にも密接に関わってくる「熱」というものが何なのかというところから学習しています。

目に見えない「熱」を可視化してくれるシミュレーションは、数々の熱問題を解決したり、未然に防いだりするために重要なツールであり、現在はその基礎から学んでいます。

熱シミュレーションには大きく二つの難関があります。

まず一つめは、シミュレーションツールは計算ツールであり、入力を間違えると結果も間違えてしまうということです。正しいシミュレーションのモデルを作成するためには技術や工夫も必要です。
ただし、計算したい対象物全体を細部までモデル作成すると、モデル作成に時間がかかるうえに、シミュレーションの計算も非常に時間がかかるようになります。計算に時間がかかるのを避けながら、より正確な結果を得るためには、熱の伝わり方を考慮したモデル作成が重要です。

熱的に重要な部分は詳細モデルを作成し、影響が小さい部分は簡易モデルを作成します。この詳細モデルと簡易モデルを使い分けるために熱的に重要な部分と影響の小さい部分を見極める判断力をつけるのが最初の難関となります。

 

熱源周辺の温度分布図(シミュレーション結果)

 

二つめの難関は、対象物のモデル再現性、物性値、評価環境などの影響でシミュレーション結果は変化するということです。シミュレーション結果の妥当性を判断するには、熱の知識と知見だけでなく、製品や評価環境等の知識も必要不可欠です。

このように、熱の分野において、たくさんの技術や知識が必要となります。WTIにはそのノウハウを持った先輩がおり、日々学べる環境があります。私もそのような技術と知識を身につけ、お客様に最大限満足していただけるようなエンジニアを目指しています。

 

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