こんにちは。WTI 第二技術部 カスタム技術課の白濱です。
カスタム計測サービスとは、お客様の研究開発環境で求められる機能を、オーダー・メイドの『カスタム計測システム』という形でご提供するサービスです。
「でもオーダー・メイドなんて敷居が高そう・・・」なんて思っている方はいませんか?
WTIでは、パートナー企業と協力し、既存設備と組み合わせることで比較的容易にシステムを構築することが可能です!
今回はこのカスタム計測サービスについて事例をもとにご紹介します。
当社のパートナー企業A社様へ、あるお客様から、製品に高温環境下(Ta=150℃)で高電圧(1kV程度)を長期スパン(1ヶ月以上)で印加し続ける試験の相談がありました。
これだけ聞くと、電源と高温槽があれば簡単に試験できそう♪と思います。でも・・・それだけではなかったのです。試験中に製品の微小電流(1μA以下)を常時モニタして欲しいと要望をいただきました。
製品は数十個以上、電流計で1個ずつ測定していたらきりがありません。
そこでWTIから提案したのが、多チャンネルタイプ微小電流検出ボードを使って、常時モニタも可能な、『微小電流検出システム』です。提案は早速採用いただきました。こちらが製作した微小電流検出ボードの写真です。
今回の提案は、当社単独では成し得ず、WTI製の微小電流検出ボードと、A社様の試験環境(高温、高電圧印、モニタリング可等)、という各々の得意分野を組み合わせることで、はじめてお客様のご要望を達成できました。
更に良いことに、一から開発設計や設備の導入を行う場合よりも、費用や納期を大幅に縮小することもできたのです!
今回は微小電流に関する紹介をさせていただきましたが、1mΩを下回る微小抵抗測定や、100Aを超える大電流評価等、受託試験での要望も増えてきております。
また、機会があれば、その他のサービスもご紹介させていただきますのでお楽しみに!
いかがですか? カスタム計測サービスについてご興味を持っていただけましたでしょうか?
研究開発環境の効率化や省力化でお困りの方は、お気軽にお問合せください。
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