#040 EMI対策 ~伝導エミッション(雑音端子電圧) V型電源インピーダンス安定化回路網~ 2018年11月21日2018年11月27日 今回は伝導エミッション(雑音端子電圧)のお話をします。 雑音端子電圧は、製品から発生したノイズがACコードを経由して商用交流電源100Vへ漏れ出す伝導ノイズを指し、図1に示したV型電源インピーダンス安定化回路網(以下、LISN)を使って測定します。 続きを読む → EMI対策, 電子回路設計 ヒントPLUS☆
#039 EMI対策 ~コモンモードノイズ対策~ 2018年10月29日 #33に続き、コモンモードノイズ対策で使用するコモンモードフィルタを紹介します。 このフィルタはコモンモードに対して高いインピーダンスを有しますが、ノーマルモードではインピーダンスが低いことが特徴です。このため、伝えたい信号(ノーマルモード)の品質は劣化することなく、コモンモードノイズだけを抑制することができます。 続きを読む → EMI対策, 電子回路設計 ヒントPLUS☆
#038 EMI対策 ~信号伝送路設計とEMI~ 2018年10月5日2018年10月5日 クロック信号をレシーバに送るとき、信号線が長いので正確に送ることができるかどうか心配です。 伝送線路が長くなると信号劣化だけでなくノイズの影響も受けやすくなるからです。 信号伝送路で気にしなければならないのは、コモンモードノイズの影響です。 続きを読む → EMI対策, 電子回路設計 ヒントPLUS☆
#037 電源 ~パワエレ設計(リアクトルの選定)~ 2018年7月18日2018年7月18日 リアクトルは、コア材料、コア形状、線材、巻き方などを考慮し、設計する製品仕様に合わせ、適材適所で選定します。 1.コア材 主に4種類あり、特徴は以下のとおりです。 飽和磁束密度、使用周波数、コストなど考慮して選定する必要があります。 続きを読む → 電子回路設計 ヒントPLUS☆, 電源
#036 電源 ~パワエレ設計(フィルムコンデンサの選定)~ 2018年7月18日 フィルムコンデンサは、主に交流フィルタ用やスイッチング動作で発生するスパイク電圧の除去を目的として、スナバ回路として使用されます。 電解コンデンサに比べ、大きな電流を流すことができ、高温でも寿命劣化が小さい反面、静電容量が小さく外形寸法が大きくなる特徴があります。 続きを読む → 電子回路設計 ヒントPLUS☆, 電源
#035 計測・テスト ~エイリアスとナイキスト周波数(アナログ波形のデジタル化における注意点)~ 2018年7月17日2018年7月17日 オシロスコープ等で波形観測を行う場合、エイリアスに注意が必要です。 オシロスコープは、アナログ波形を一定間隔でデジタイズして波形として表現しています。 そのため、観測したいアナログ波形に対しデジタイズの間隔(サンプリングレート)は重要なパラメータとなります。 続きを読む → 計測・テスト, 電子回路設計 ヒントPLUS☆
#034 計測・テスト ~アイソレーションアンプの有効活用~ 2018年7月17日 アイソレーションアンプは図のように入力と出力が絶縁されたアンプで、各VCC間および各GND間も絶縁されています。 入出力が絶縁されているため、同相モード(コモンモード)ノイズの除去性能が優れています。 続きを読む → 計測・テスト, 電子回路設計 ヒントPLUS☆
#033 EMI対策 ~コモンモードノイズ発生のメカニズム その②続編~ 2018年7月17日2018年7月17日 前回に続いて差動回路のお話をします。 差動回路の正相信号端子に矩形波を入力します。また、その180度位相反転した信号を逆相信号端子へ入力します。2つの入力信号は逆位相関係が得られているのでコモンモード電流は発生しません。 続きを読む → EMI対策, 電子回路設計 ヒントPLUS☆
#032 高周波 ~パターン設計について~ 2018年7月5日2018年7月5日 今回は、高周波回路をプリント基板で設計する場合についてお話しします。 設計した基板が所望の特性を得られなかったことはありませんか? 私が実際に経験した例ですが、基板上に形成した導体のパターン幅を図1のように導体下部「A」として設計しました。 続きを読む → 電子回路設計 ヒントPLUS☆, 高周波
#031 高周波 ~高周波部品(半導体)について~ 2018年7月5日2018年7月5日 今回は、高周波用トランジスタについて書きます。 高周波用トランジスタには、図1に示しますように半導体の特徴により周波数がおおよそ決まります。 図1 高周波トランジスタと周波数帯域 続きを読む → 電子回路設計 ヒントPLUS☆, 高周波