Wave Technology(WTI)-ウェーブ・テクノロジ

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

『高周波マッチング工房』はじめました! ~高周波の職人技を提供~

みなさん、こんにちは。 株式会社 Wave Technology 高周波設計第二課の大塚です。 新サービス開始しました! その名も『高周波マッチング工房』(拍手ありがとうございます!?)     ん?なにそれ?どういったサービス? では、説明しましょう!

サービス名称紹介!

『高周波マッチング工房』という名称は見たそのまま『高周波』・『マッチング』・『工房』という3つの言葉が合わさって出来ています。

『高周波』

もちろんこれは、無線通信で使われる周波数のこと。

『マッチング』

高周波回路を設計する時はインピーダンスを合わせることが必要です。そのインピーダンスが合っている状態のことを日本語では“整合”、英語では“Matching”と呼びます。そして高周波回路設計の世界ではインピーダンスを合わせることを“インピーダンスを整合させる”とか“インピーダンスをマッチングさせる”と表現します。“マッチング”はここからきています。

『工房』

エンジニアが高周波回路を設計する現場を職人や芸術家の作業場に見立てて“工房”としました。 「設計現場=工房」は無理があるんじゃない? いえいえ、そんなことはありません。 職人や芸術家といった人達はたゆまぬ努力によって「磨かれた表現技術」と、人とは異なる「独特の感性」から作品を生み出していきます。 一方、私達エンジニアは日々の業務によって「培われた設計技術」と、教科書には載っていない「独自の設計センス」により高周波回路を設計していきます。実際の作業では、複数の特性を見ながら最適なバランスになるよう回路を調整します。この調整には最適なアプローチや微妙な加減が必要になることがあります。でも、そういった技術はある意味“センス”に近く、もちろん教科書には載っていません。長年にわたる経験を積まなければ得られない特殊技能なのです。 高周波回路設計の世界ではそういった技術のことを“職人技”と言ったり、エンジニアの事を“職人だね!”と言ったりします。そんなエンジニアの職場はもう“工房”と呼んでいいのではないでしょうか!(呼んでください!)

どんなサービスなのか?

一言でいうと、「無線化したい製品に、高周波回路設計の職人技を提供する」サービスです。 近年のIoT化にともない、あらゆるものが無線化されるといわれています。 「自社製品も無線化したい」そんなとき、試作品が通信できないとか通信距離が短いなんていう問題が起こるかもしれません。悪化の原因はRF-ICと回路、回路とアンテナとの間に起こるアンマッチ(=不整合)による電力損失かもしれません。 そのような場合には、回路を構成するコンデンサやインダクタ、抵抗といった部品を変更して最適な状態にしてあげる必要があります。この調整作業が意外と難しいのですが、職人技を持ったエンジニアにかかれば、無駄な時間をかけずに最適な調整ができてしまいます。 そんな、高周波回路設計の職人技を提供するサービス、それが『高周波マッチング工房』です。 おわかりいただけたでしょうか? (^^)b

様々なご要望にも対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
Case① RF-ICのデータシートとおりに外部回路や基板を設計したのに、性能が得られない。 ⇒基板や部品のレイアウトにあわせて、外部回路を調整します。
Case② 回路調整を行いたいが、部品が小さすぎて取り扱いが難しい。(つけ外しが困難) ⇒両面基板に実装した極小サイズのチップ部品でも交換する方法があります。
Case③ 既存製品の小型化、小型の新製品設計、回路の省スペース化がしたい。 ⇒ご要望に合わせて、最適な回路をご提案いたします。
Case④ パターンアンテナを試作してみたが通信距離が短くなった。(通信できない。) ⇒原因を解明して、解決策をご提案いたします。
高周波回路設計でお困りの事がありましたら、お気軽にご相談ください。 【関連リンク】 ■高周波・無線関連その他サービス紹介 ■参考資料 ■高周波・無線関連ブログ ブログ目次はこちら電子回路設計 ヒントPLUS☆(高周波関連) ■関連YouTube動画 概略コンセプトだけで設計/開発/コンサル受託|WTI(シールドルームのご紹介) 高周波の電力増幅器| 評価系紹介 |WTI(高周波電力増幅器評価系のご紹介)  

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