Wave Technology(WTI)-ウェーブ・テクノロジ

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高周波回路の設計と試作 ~シミュレーションと実際~

みなさんはじめまして。
第一技術部 システム設計課の湯川です。

私は今年の4月に入社した新入社員です。現在、主に高周波関係の業務を担当しています。(ちなみに、私は大学でも高周波に関する研究をしていましたので、今の配属先を希望しました)

今回は、私が行った研修の一つである「高周波回路の設計・試作」についてお話しさせていただきます。

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周波数逓倍器の設計手法とは

皆さん、こんにちは。システム設計課の岡田です。

これまでのブログでは、高周波アンプの設計に関して色々と紹介してきました。
高周波アンプについて紹介したいことはまだまだあるのですが、今回は周波数逓倍器の設計についてお話しさせていただきます。

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イーサネット(Ethernet)について

みなさんこんにちは。システム設計課の米谷です。

イーサネットとは、主に建物内でパソコンや電子機器をケーブルで繋いで通信する有線LANの標準規格の一つで、最も普及している規格です。今回はこのイーサネットについてお話させていただきます。

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交流回路のコイルとコンデンサは電力消費しない?

こんにちは。高周波機器設計課の平岡です。

皆さんは、交流回路と聞いてどのように感じますか?
私は初めてこの言葉を聞いた時は、ただなんとなく電圧の大きさや向きが時間と共に変化し、それに合わせて流れる電流も変化するのでなんとなく難しいという感覚でした。交流回路がなぜ難しく感じるかといえば、位相が変化するからで、交流回路のコイルやコンデンサは、この位相の変化によって直流回路とは動作が異なります。

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IEEE802.11ah規格(Wi-Fi HaLow™(ワイファイ ヘイロー))とは? "HaLow"=暈(かさ・Halo) + 低電力(Low)の意味

みなさんこんにちは。高周波機器設計課の則信です。

みなさんは最近、国内で利用可能となったWi-Fi HaLow(以降、11ah)という規格はご存じでしょうか?
11ahはWi-Fiといっても、今までのWi-Fi通信規格の周波数(2.4GHz/5GHz帯)と異なり920MHz帯と低い周波数のWi-Fiとなっています。

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高周波SSPAの回路設計手順について

みなさん、こんにちは。高周波機器設計課の番匠です。

当社では、パッケージ内部でインピーダンス整合を行う内部整合型トランジスタや外部でインピーダンス整合を行う外部整合型トランジスタ、高周波SSPAの開発実績があります。

高周波ディスクリートトランジスタ/高周波アンプモジュールについてはこちら

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ロードプル(Load Pull)について

みなさん、こんにちは。高周波機器設計課の松原です。

今回は、高周波電力増幅器(以降「RFアンプ」)の設計、評価として用いられるロードプルについてお話しさせていただきます。

ロードプルの「ロード」は負荷、「プル」は可変(変化)を意味しているようです。したがって、「ロードプル」とは、「RFアンプへの負荷を可変させる」ことを意味すると思います。

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増幅デバイスの歪特性

みなさんこんにちは。高周波デバイス設計課の藤井です。

高周波増幅デバイスの性能指標はいくつかありますが、今回はその中でも特に通信用デバイスで重要な特性である歪(ひずみ)特性についてご紹介したいと思います。

図1に増幅デバイスの入出力特性の一例を示しています。横軸が入力電力、縦軸が出力電力、利得、通過位相となっています。ここで利得と通過位相に注目してください。

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Wi-Fi 6EはWi-Fi 6と何が違うの?

みなさんこんにちは。高周波機器設計課の升野です。

みなさんは家電量販店などでWi-Fiルーターを見たときに「Wi-Fi 6」といった文字を見かけたことはないでしょうか?

一言でWi-Fiといっても、周波数帯や変調方式の違いによっていくつかの規格が存在しており、Wi-Fi 6とはその規格の一つです。
Wi-Fi 6など他のWi-Fiの通信規格に関してはWi-Fiの通信規格の話をご参照ください。

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Wi-Fiの通信規格の話

みなさんこんにちは。高周波機器設計課の一山です。
今回は、Wi-Fiの通信規格についてお話させていただきます。

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Wi-Fiの通信規格はIEEEで策定されており、変調方式や周波数帯の違いなどでいくつかの規格が存在します。ここでは、その違いや特徴について、策定された年代順に紹介させていただきます。

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