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陸上無線技術資格はどうしたらとれるの?

みなさんこんにちは。技術教育センター長の前川繁登です。

当社は技術者集団の会社でして、その技術力を見える化するため、以前のブログでもご紹介したように、社外資格の取得を勧めています。教育センターとしてもそれをサポートしていて、前回8月のブログでは基本情報技術者試験の合格方法を紹介しましたが、今回は当社の強みの一つである無線通信技術に関連した国家資格である陸上無線系資格についてご紹介します。

 

このブログでは、当社メインキャラクターの「なみりん」(当社へ入社志望の女の子)と、イッくんとのインタビュー形式でお送りします。(イッくんは筆者のニックネームです(イクセイ))

 

 

 

■なみりん: 「陸上無線技術資格」ってどういう資格なの?

■イッくん: 無線通信などを行う設備を操作するためには、原則として電波に関する一定の知識・技能を身につけ、総務大臣の免許を受けて無線従事者になる必要があります。その無線従事者の資格の種類は陸上以外も含め次のように多くの種類があります。

 

 

 

当社では無線設備を使って通信を行うわけではありませんが、無線通信機やその回路、アンテナの設計・評価を行う業務が多いので、高周波回路や無線システム、アンテナ関係の技術向上のために上表の中の陸上無線関係の資格取得を推奨しています。その陸上無線関係の社内資格保有者数(括弧内)と資格内容は次のとおりです。

(1)陸上無線技術士(第一級:4名、第二級:1名)

放送局、固定局、無線標識局などの無線設備の技術操作及び設備管理を行うことができる技術資格です。第一級の受験者は最近では年間5千人ほどで合格率は2~3割です。「技士」ではなく「技術士」と区別されています。

(2)陸上特殊無線技士(第一級:11名、第二級:1名)

多重無線設備を使用した固定局などの無線設備や、陸上移動系の無線局、衛星通信などの無線設備等の基地局の無線設備を取り扱うことができます。第一級の受験者は年間4千人ほどで合格率は3~4割です。

■なみりん: 宇宙や世界中とつながる電波を無線設備とアンテナで操れるようになるなんて面白そう~。 何を勉強したらよいのかなぁ? その試験の内容を知りたいわ。

■イッくん: 陸上無線関係の試験科目と範囲は下の表のようになっています。

陸上無線関係資格の試験範囲

 

■なみりん: 無線技術の難しそうな内容なのね。私はこんな分野を勉強したことがないので無理だわ(涙)。

■イッくん: 確かに初心者にとっては心配かもしれませんが、当社では専門外の人でもわかるように、この資格に関係する講座として次の7講座を開講していますので合格にとても役立ちますよ。それらを紹介しましょう。

(1)アナログデジタル回路講座  (対象:新入社員、総講座時間:約70時間)

前回、紹介した初心者向けのアナログとデジタルの電子回路講座。

(2)電気電子回路講座  (対象:新入社員、総講座時間:55時間)

簡単な回路法則から交流理論、過渡現象、増幅回路、負帰還回路、発振・変調回路、電源回路など回路全般についてシミュレーションをしながら回路の基礎を理解することができます。

(3)電磁気学講座  (対象:新入社員、総講座時間:24時間)

電荷によるクーロンの法則、コンデンサ・コイルの動作理論、電気と磁気の相互作用、電磁波理論とアンテナからの発生原理、など無線技術に必要な電磁気学の基礎を理解できます。

(4)高周波回路講座  (対象:新入社員、総講座時間:24時間)

周波数の高い交流での回路理論を学びます。伝送線路、整合理論、分布定数回路、スミスチャート、Sパラメータなどを初学者でもわかるように学習します。

(5)半導体デバイス講座  (対象:新入社員、総講座時間:24時間)

ダイオードやトランジスタなど半導体を使ったデバイスの動作原理を、半導体物性から実際の回路応用までわかりやすく学びます。講師は元大学教授の方です。

(6)無線通信勉強会  (対象:全社員、総講座時間:14時間)

無線資格取得に必要な、変復調の方式と理論、送受信機の機能・構成、給電線・アンテナ理論、電波伝搬理論などについて受講者同志で輪講します。無線資格試験の過去問も解いて実践力を養います。

(7)小型アンテナ技術講座  (対象:全社員、総講座時間:24時間)

小型アンテナの電磁波発生と伝搬の電磁気理論、各種アンテナの動作原理、アンテナ設計実習などを通して、アンテナを設計・評価できるようになります。講師は元大学教授の方です。

これらの結果として、これまでの当社ブログで合格体験記があったように、受講者が続々と資格を取得しています。また、私のような専門外の者でも、受講したことにより一陸特と一陸技に一発で合格できました。特に基礎理論科目は、過去問を解くだけでは正解できないので、基礎講座で理論をしっかり勉強したことがとても役立つことを身をもって実感しました。

■なみりん: たくさん講座があるのね。これらを大学ではなく会社で受講できるなんて、すごい会社!
ただ、講座を受講するだけで合格できるのかしら? 他に何か秘訣があれば教えてほしいなぁ。

■イッくん: 合格者からヒアリングした合格の主な3つの秘訣は次のとおりでした。

①まず、簡単な資格から合格して自信をつけ、上位資格を目指す意欲を増していく。

②勉強時間については、通勤時間や休憩時間、寝る前などのスキマ時間をうまく使う。
 (通勤時間は時間の損失ではなく自分で自由に使える「天からの授かりもの」。)

③勉強法については、テキストや過去問集だけでなく、良いネット動画やネットサイトを選んで活用する。
 (「良い動画」とは過去問の答えを言うだけではなくその論理的・技術的理由を説明している動画)

なみりんも当社に入社したら、合格できる「とっておきの方法」をお教えしますので楽しみにしてくださいね。

■なみりん: WTIに入社すれば、こんな難しい資格も取れるのね。私も早く入社して無線機やアンテナを設計できる技術者になりたいなぁ~

 

最後までお読みいただきありがとうございました。では、次回をお楽しみに。

 

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