Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

#086 EMI対策 ~直列素子のSパラメータ(インダクタ応用編)~

前回(085 EMI対策 ~直列素子のSパラメータ(インダクタ編2)~)では2端子対回路の中にインダクタLを直列接続したときの反射損失と通過損失を求めました。この章では、実際のインダクタLに寄生する浮遊容量CO (ストレーキャパシティーとよぶ)と等価直列抵抗Rs(ESR)と等価並列抵抗Rp(EPR)を想定した場合の反射損失と通過損失を求めます。

続きを読む

#083 EMI対策 ~Sパラメータ その2~

#082 EMI対策 ~ Sパラメータ その1 ~ に続いて、今回もSパラメータです。

左の図より、Port 1から2端子対回路を見たときの進行波電圧Vf1・電流If1と反射波電圧Vr1・電流Ir1と、Port 2から2端子対回路を見たときの進行波電圧Vf2・電流If2と反射波電圧Vr2・電流Ir2を書き込んだものを右図に示す。

続きを読む

#082 EMI対策 ~Sパラメータ その1~

#047 EMI対策 ~フィルタ(インダクタ その1)~ から#053 EMI対策 ~フィルタ(キャパシタ その2)~では、主にインダクタとキャパシタの特徴を学びました。そこからなみりんは、インダクタやキャパシタを道具として使いこなしたいと考えているようです。

昇平博士、伝送線路に希望周波数の信号を通して、不要帯域のノイズを遮断する回路を考えているんですが、インダクタやキャパシタの定数はどうやって決めれば良いでしょうか。

続きを読む

#079 EMI対策 ~π型アッテネータ~

今回はπ型アッテネータのお話です。

前回まではT型アッテネータの話をした。今回はπ型アッテネータの話をしよう。
複雑な回路に見えるが、オームの法則だけで説明ができる。
考え方の基本は、T型アッテネータと同じように考えるのじゃ。まずは基本形を示そう。

続きを読む

 © 2005 Wave Technology Inc.