Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

大電流パルス通電評価サービス| 任意の大電流を単パルスや連続波形として生成|破壊耐量などを評価

大電流のパルス通電評価でお困りではないでしょうか?
半導体(パワー半導体やダイオード等)、電流センサ、電子部品、材料等の
大電流パルス通電評価は弊社にご相談ください!

大電流パルス通電評価サービスとは

車載関連などを含むパワーエレクトロニクス分野において、半導体などの電子部品の信頼性は重要なポイントとなります。信頼性を評価する上で一つの指標となるのが、瞬間的な大電流に対する耐性です。任意の大電流を単パルスや連続波形として試料に印加し、試料の耐量や性能を評価するニーズが高まっています。

大電流パルス通電評価サービスでは、矩形波や正弦半波といった任意形状の大電流パルスを試料に印加し、試料の破壊耐量などを評価します。

  • 電流条件:~1500 A
  • 電圧条件:~150 V
  • 制御パルス幅:1 ms以下まで可能
  • 高温環境でも実施可能

上記以外の条件についても対応しますので、気軽にご相談ください。

図1 大電流パルス通電 波形例

 

ダイオードのせん頭サージ電流IFSM評価の活用例

せん頭サージ電流IFSMとはダイオードの最大定格の一つで、電源投入時の突入電流(サージ電流)に対する指標となります。一般的には、50Hzまたは60Hzの商用周波数の正弦半波パルスの電流で定義されます。

ダイオードに対して実際にIFSM評価を実施した波形例を図 2に示します。印加する電流パルスIFの波形に加えて、ダイオードの順方向電圧VFも同時に測定し、破壊時の挙動を観察することも可能です。

 

大電流パルス通電評価サービスのその他活用例

  • ダイオードのせん頭サージ電流IFSM評価 事例にリンクを飛ばす
  • FETのドレイン電流に対するサージ電流耐量評価
  • 電流センサの過電流パルスに対する耐量評価
  • その他、様々な評価に関してお気軽にご相談ください。

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IFSM(ダイオードのせん頭サージ電流)試験及び大電流パルス通電試験のご紹介

こんにちは。第二技術部 カスタム技術課の井上です。 

今回はパワーデバイスの評価試験の一つである、ダイオードのIFSM試験及び大電流パルス通電試験についてお話しようと思います。車載分野などを含むパワーエレクトロニクス分野においては、使用する半導体の耐久度・信頼性は部品選定における重要なポイントであり、それらを評価する受託試験のニーズも高まってきています 

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自家中毒ノイズによって受信感度が劣化していませんか?

小川

みなさん、こんにちは通信機器設計課の小川です。

 昨今では、IoT通信用のLTEモジュールやWi-Fi、Bluetoothモジュールなどが普及しており、簡単に無線機能を搭載できるようになっていることから、無線機能を搭載した製品が多数開発されていると思います。しかしながら、通信機能が確立された市販の無線モジュールを搭載して開発した製品でも、無線通信が安定しない、想定よりも通信可能距離が短いなどでお困りではないでしょうか?
まず、真っ先にアンテナ性能が出ていないことを疑われると思いますが、アンテナ性能が悪いとは限らず自家中毒ノイズによる受信感度劣化が原因かもしれません。今回は自家中毒ノイズによる受信感度劣化についてお話しします。

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AQG 324が4年ぶりの更新!DGS試験はどうなった

カスタム技術課の井手です
こんにちは。
カスタム技術課の井手です。

2025年4月に車載向けパワーデバイス規格AQG-324の最新版が公開されました。今回は特にDGS試験を例に、最新版での変更点に関してお話しいたします。DGS試験は、パワー半導体のSiC MOSFETを対象とした信頼性試験です。SiC MOSFETは、その電力変換効率の高さからエネルギー損失の低減が期待され、近年急速に市場を拡大しています。そのようなホットな製品の規格が4年ぶりに更新されたということで、パワーデバイスの知見を広めるべく、どのように変わったかを調査してみました。

なお、AQG-324は、欧州の組織により策定された車載向けパワーデバイスの規格です。WTIでは車載向け信頼性試験規格に準拠した試験について実施できる環境の構築を進めており、その中でDGS試験の環境構築など、AQG-324規格への対応に向けても取り組んでおります。

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AC-BTI (GSS/DGS) 試験とは?

カスタム技術課の 川原 ですこんにちは。カスタム技術課の川原です。
自動計測システムや受託評価サービス向けの環境構築、社内向けのツール開発など様々な領域の技術を担当しています。
近年、自動車の電動化をはじめ、産業機器、太陽光発電システム、電源機器など、様々な分野でSiCパワーデバイスの採用が急速に広がっています。SiCパワーデバイスは高速スイッチングや高温動作が可能で、低損失・高効率な電力変換を実現できるという大きな利点を持っています。一方で、従来のSiデバイスと比較して、ゲート酸化膜界面の品質に課題があり、熱的/電気的なストレスによって特性(主にゲートの閾値電圧VGSth)が変動することが知られています。弊社ではこのような課題に対する試験の一つとしてAC-BTI試験の受託サービス提供に向けた試験環境の構築をしております。
弊社環境では JEITA/JEDEC/ECPE の規格に準拠した試験の他に、高温環境での試験にも対応します。
 

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大型防水試験用水槽(IPX7)設備の導入

みなさん、こんにちはWTI構造設計課の木谷です。

防水試験・設計について、多くのお問い合わせをいただいている中で最近は大型筐体の防水試験(IPX7)に関するものが増えてきました。

そこでご要望に応えるために大型水槽を導入しました。

 

 

防水試験IPX7(大型筐体対応)の水槽

水槽サイズは外径: W2000 x D1800 x H1600(mm)となっており、大型筐体の防水試験(IPX7)が可能です。

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RFパワーアンプの温度特性に注意!

こんにちは。通信機器設計課の日下部です。

最近、お客様から量産品で使用している部品のEOL※1が多数発生し、簡単に代替品が見つからない部品もあり、お困りとのお話をよくお伺いします。

私が担当している無線機のRFパワーアンプEOL対応業務では、現行のRFパワーアンプから型番もメーカーも異なるデバイスを代替品として使用することがあります。そのため、同じ周波数帯域で類似した利得を持つデバイスを選定したとしても、その他の特性が大きく異なるということがよくあります。

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車載用半導体向け信頼性試験サービス(AEC-Q101、AQG-324準拠)

車載用半導体向け信頼性試験サービス(AEC-Q101、AQG-324準拠)

車載用半導体向け信頼性試験サービス(AEC-Q101、AQG-324準拠)

車載用半導体(個別半導体およびパワーモジュール)の信頼性試験でお困りではないでしょうか?当社では、AEC-Q101およびAQG-324に準拠した信頼性に関する受託試験サービスを提供しております。

 

当社における車載用半導体向け信頼性試験サービスの特長  

AEC-Q101、AQG-324の試験項目の中には、バイアス試験中の随時電流(リーク電流)モニターや、定格電力の長時間連続印加等、所望の試験を実現させるために環境を構築する技術が必要となる項目があります。
当社では、半導体に関する知見に加え、長年培ってきた計測技術を保有しており、これら課題に応える形で受託評価サービスを提供しております。

 

当社へのお問い合わせが急増している規格信頼性試験

規格 試験名称 記号 参照規格
AEC-Q101 定常動作試験 SSOP MIL-STD-750-1 M1038 ConditionB
高温逆バイアス HTRB MIL-STD-750-1 M1038 Method A
高温ゲートバイアス試験 HTGB JESD22 A-108
高温高湿逆バイアス試験 H3TRB JESD22 A-101
AQG-324 続きを読む

微小電流評価サービス

微小電流評価サービス

微小電流評価サービス

半導体・電子部品・絶縁材料のリーク測でお困りでは?
微小電流評価は当社にご相談ください!

微小電流評価サービスとは
微小電流評価サービス活用例
微小電流評価の課題と当社特長
お客様からのご要望が急増している評価サービス

 

微小電流評価サービスとは

微小電流評価は、パワー半導体の信頼性試験や絶縁材料のリーク電流測定などでニーズが高まっています。主にµA以下の電流測定を必要とするような場面で、ご依頼いただくサービスとなります。自動車、半導体、電子部品、材料メーカー様などからも多くのご依頼実績があります。

  • 微小電流(数十pA~µA程度)を多チャンネルで常時モニタリング(測定)可能
  • 高電圧印可時(~1000 V)の微小電流測定が可能
  • 温度:-40 ℃~150 ℃、湿度:30~95 %rhまで対応

上記電圧・電流・温度範囲外の場合にも対応いたしますのでお問い合わせください。

 

微小電流評価サービス活用例

微小電流評価サービス活用例

その他、微小電流に関してお気軽にお問い合わせください!

 

 

微小電流評価の課題と当社特長

微小電流の評価では、温度や測定環境(ケーブルや測定ボード自体)によっても誤差が生じ、安定した測定が課題となります。また多数のサンプルを同時に試験するとなると、その測定はさらに難しいものになります。

当社では、独自で開発・構築した環境を用いて、精度の高い微小電流測定を実現しています。

 

お客様からのご要望が急増している評価サービス

パワーモジュール評価 パワーサイクル試験 車載用半導体の信頼性試験
ダイオード、MOSFET、IGBTの各種パワーデバイス及びパワーモジュールの静特性、スイッチング特性をはじめ、さまざまな評価サービスをご提供。 続きを読む

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