【参考】 電波の周波数による分類・定義 2018年1月10日2018年9月25日 【参考】 電波の周波数による分類・定義 電波の周波数による分類をまとめてみました。 マイクロ波の周波数帯については特別な名前がつけられています。 電波の周波数による分類 マイクロ波の周波数帯(IEEE) 周波数 範囲 慣用の名称 特徴 主な用途(日本国内) 名称 帯域 (GHz) 用途 英語 日本語 3kHz ~ 30kHz VLF (very low frequency) 超長波 水中へも到達する。 オメガ(電波航法)・標準電波・対潜水艦通信 30kHz ~ 300kHz LF (low frequency) 長波 地表波による安定した通信が可能。大電力の送信機の製作が容易 LORAN-C・標準電波(電波時計)・船舶無線電信・RFID・長波ラジオ放送・航空無線標識局・海上無線標識局・ILS・コンパスロケータ・鉄道誘導無線・アマチュア無線(135kHz帯。2009年3月30日に割り当てられた) 300kHz ~ 3MHz MF 続きを読む →
各種高周波部品開発 2018年1月10日2019年12月6日 各種高周波部品開発 フィルタ回路設計評価 必要な周波数のみ最小限の損失で通過させ、不要な周波数は確実に減衰させる回路がフィルタ回路です。 通過させる周波数により、 LPF(Low Pass Filter) : 低域通過フィルタ HPF(High Pass Filter) : 高域通過フィルタ BPF(Band Pass Filter) : 特定の周波数のみ通過させるフィルタ BRF(Band Rejection Filter) : 特定の周波数のみ減衰させるフィルタ があります。 WTIでは、周波数200MHz~12GHzにおいて、L/Cを用いた各種フィルタ回路、マイクロストリップラインを用いた各種フィルタ回路の設計・評価の実績があります。 またこれらを組み合わせることで、お客様の目的に合ったフィルタ回路をご提案します。 フィルタ等価回路 フィルタ特性 【主な開発実績】 続きを読む →
高周波電力増幅器開発 2018年1月10日2019年12月6日 高周波電力増幅器開発 高周波ディスクリートトランジスタ/高周波アンプモジュール設計評価 WTIは40MHz~18GHzの周波数帯域において、パッケージ内部で整合を行うディスクリートトランジスタや、外部でインピーダンス整合を行うアンプモジュールの設計評価実績があります。 使用するトランジスタとしてはベアチップから、モールドパッケージ品、メタルパッケージ品など幅広く経験があり、用途に応じた整合回路の設計評価を行っております。 整合回路はチップコンデンサやチップインダクタを用いて整合をとる集中定数タイプ、伝送線路の幅や長さを変更し整合をとる分布定数タイプの設計・評価を行っています。 構成する基板材料としては、一般的な有機系基板からセラミック基板まで扱っています。 これらを用いて、低いインピーダンスのトランジスタを、最適なインピーダンスに整合する回路を実現しています。 インピーダンス整合を行う上では、出力電力・動作効率・歪などのうち、どのパラメータを重視するかという点で注意が必要となります。また高周波増幅器にはつきものの発振の問題など、他にも注意点があり、これらを加味した回路を提案します。 ディスクリートトランジスタ検討事例 トランジスタ負荷依存特性 【主な開発実績】 開発件名 概要 主要特性 トランジスタ単体評価 ・ベアチップトランジスタのDC/熱抵抗特性を評価 --- --- --- ・ベアチップトランジスタの最適負荷を評価(ロードプル・ソースプル) 周波数 ~4GHz 出力 ~1W --- ・ベアチップトランジスタ用 整合用回路を設計評価 周波数 続きを読む →
高周波・無線 2018年1月10日2021年6月23日 高周波(RF)・無線 設計受託 マイクロ波いわゆる高周波(RF)は、スマートフォンに代表される無線通信、衝突防止や気象観測などのレーダやセンサー、他にも医療や無線電力伝送など、身近で様々な分野で用いられています。 WTIでは、マイクロ波の様々な分野に対し、お客様のニーズにお応えする、各種カスタム高周波(RF)ユニットの設計開発を受託(請負)しています。 高周波(RF)の要素回路別対応実績 無線通信方式別開発実績 WTIでは、様々な無線通信方式を使用した高周波(RF)回路機器の開発実績がございます。この実績に基づき、お客様のご要求に応じて最適な通信方式を選定し、高周波(RF)回路機器の受託設計サービスをご提供いたします。 通信方式 アプリケーション事例 Bluetooth(BLE) ZigBee ● 補聴器用リモコン ● ホイストクレーン操作用リモコン ● カメラ用リモコン ● ウェアラブル機器 ● ナースコール機器 ● AoA(Angle of Arrival)評価用ボード ● 産業機器用コントローラー ● IoTコインランドリー 続きを読む →
半導体パッケージの紹介 第4弾『ワイヤBGAパッケージ』 2017年12月26日2022年12月7日 皆さんはじめまして。応用機器設計部パッケージ設計課の長田です。 今回のブログではワイヤBGAパッケージおよび肝となるワイヤリング設計についてクイズを交えながらご紹介させていただきます。 続きを読む → WTIブログ, 半導体パッケージ
インピーダンスの持つ意味 2017年12月19日2021年5月10日 みなさま、お久しぶりです。今回で5か月ぶり3度目の登場となります(株) Wave Technology高周波設計第一課 課長の橘高です。 さて前回は同じく高周波を取り扱う、高周波設計第二課の大塚さんが『Bluetooth関連、やってますよ!』と書かれていましたが、システムに近い話は第二課にお任せして、高周波の概念的な話を書きたいと思います。 (当社の高周波(RF)の対応実績はこちら) 続きを読む → WTIブログ, 高周波・無線
生産中止部品の置き換えは大変です! 2017年12月12日2021年5月10日 みなさん、はじめまして。WTI応用機器設計部設計第二課 河越です。どうぞよろしくお願いします。 私が現在担当している業務は、製品の維持設計と呼ばれるものです。この維持設計業務の中心となるのは、生産中止部品対応(EOL対応やディスコン対応とも言います)と言うもので、製品に搭載する様々な部品が、メーカーの生産中止によって入手できなくなる事態に対して、製品性能を確保しながら代替部品に置き換えて、製品の継続生産を維持するものです。 (当社のEOL対応サービスはこちら) 続きを読む → EOL・ディスコン, WTIブログ
自動車の電動化を支える機器の開発 2017年12月5日2018年6月13日 WTI 電源設計課 カーエレクトロニクスユニットの道津です。 今回は私たち電源設計課が得意とするパワーエレクトロニクス分野の内、私がこれまで関わってきた車載向け電子機器についてご紹介させて頂きます。 まずは、車載向け電子機器をめぐる動向についてご紹介します。現在、世界的な温室効果ガス排出削減の動向を受け、自動車業界は欧州を中心に電動化へと大きく舵を切りつつあります。 続きを読む → WTIブログ, 電源・パワエレ
レーザは様々な分野で利用されている!! 2017年11月28日2018年6月13日 皆さま初めまして、デバイス技術部 光デバイス課の佐藤です。 私が担当する光通信用半導体レーザーダイオードには、様々な特性項目があります。 その一つに、レーザーダイオードが発する光の波長(発振波長)が、規格内にあることを確認する項目があります。 続きを読む → WTIブログ, 光通信・デバイス
Bluetooth関連、やってますよ! 2017年11月14日2021年4月26日 みなさん、お久しぶりです。 株式会社Wave Technology 高周波設計第二課の大塚です。 今回は、最近お問い合わせの多いBluetooth(短距離無線通信規格)についてお話したいと思います。 (IoT組込み機器と当社の実績はコチラ) (当社の無線通信方式別開発実績はコチラ) このブログをご覧になられている皆様はBluetoothってご存知ですか? 最近いろいろな物が無線化されて、その多くがBluetoothで接続する仕様になっていませんか? 続きを読む → IoT, WTIブログ, 高周波・無線