Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

AC-BTI (GSS/DGS) 試験とは?

カスタム技術課の 川原 ですこんにちは。カスタム技術課の川原です。
自動計測システムや受託評価サービス向けの環境構築、社内向けのツール開発など様々な領域の技術を担当しています。
近年、自動車の電動化をはじめ、産業機器、太陽光発電システム、電源機器など、様々な分野でSiCパワーデバイスの採用が急速に広がっています。SiCパワーデバイスは高速スイッチングや高温動作が可能で、低損失・高効率な電力変換を実現できるという大きな利点を持っています。一方で、従来のSiデバイスと比較して、ゲート酸化膜界面の品質に課題があり、熱的/電気的なストレスによって特性(主にゲートの閾値電圧VGSth)が変動することが知られています。弊社ではこのような課題に対する試験の一つとしてAC-BTI試験の受託サービス提供に向けた試験環境の構築をしております。
弊社環境では JEITA/JEDEC/ECPE の規格に準拠した試験の他に、高温環境での試験にも対応します。
 

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DGS試験とは? ~次世代パワー半導体(SiC)のストレス試験~

パワーデバイス設計課の中松ですみなさん、こんにちは。
パワーデバイス設計課の中松です。

今回はDGS試験についてお話しいたします。
DGSはDynamic Gate Stressの略で、AC-BTI(alternate current bias temperature instability)やGSI(gate switching instability)とも呼ばれます。SiC MOSFETではSiの場合と同様、正のゲートソース間電圧VGSを印加するPBTI(positive bias temperature instability)や、負のVGSを印加するNBTI(negative bias temperature instability)で閾値電圧のシフトが見られています。

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RL78マイコンでの2つのタイマを使用したPWMの生成

PWMって何?

システム設計課の安田ですこんにちは、システム設計課の安田です。

PWM(pulse-width modulation)とは、パルス変調の一種で、文字通りパルスの幅を変化させることにより、変調を行う方式です。

変調とは、何らかの信号により、基本となる別の信号(「搬送波」)を変化させることを言います。
ラジオ放送なら、音声信号により搬送波を変化させて、電波として送り出すことになります。
余談ですが、変調がかかった信号から元の信号を取り出すことは、復調と呼ばれます。

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EMCにおけるノイズの種類と規格

第一技術部システム設計課の尾中です。みなさんこんにちは。第一技術部システム設計課の尾中です。

以前お話しさせていただきました”USBとコンプライアンステスト”では多くの問い合わせをいただきありがとうございます。このブログではUSBについてお話しさせていただきましたが弊社ではUSBだけでなくEthernetについてのコンプライアンステストも承っていますのでこちらも是非お問い合わせください。

(前回ブログ:WTIブログ『USBとコンプライアンステスト』)

話は戻りまして今回のブログではノイズの種類と規格~EMCとは?~についてお話しさせていただきます。

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大型防水試験用水槽(IPX7)設備の導入

みなさん、こんにちはWTI構造設計課の木谷です。

防水試験・設計について、多くのお問い合わせをいただいている中で最近は大型筐体の防水試験(IPX7)に関するものが増えてきました。

そこでご要望に応えるために大型水槽を導入しました。

 

 

防水試験IPX7(大型筐体対応)の水槽

水槽サイズは外径: W2000 x D1800 x H1600(mm)となっており、大型筐体の防水試験(IPX7)が可能です。

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RFパワーアンプの温度特性に注意!

こんにちは。通信機器設計課の日下部です。

最近、お客様から量産品で使用している部品のEOL※1が多数発生し、簡単に代替品が見つからない部品もあり、お困りとのお話をよくお伺いします。

私が担当している無線機のRFパワーアンプEOL対応業務では、現行のRFパワーアンプから型番もメーカーも異なるデバイスを代替品として使用することがあります。そのため、同じ周波数帯域で類似した利得を持つデバイスを選定したとしても、その他の特性が大きく異なるということがよくあります。

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微小電流評価サービスを開始しました!規格に準拠したHTRBにも対応

こんにちは。第二技術部 カスタム技術課の井上です。

このたび、WTIでは微小電流評価サービスを開始しました。本サービスは半導体、電子部品、絶縁材料のリーク電流測定など、µA以下の電流測定に対応した受託評価サービスとなります。また、微小なリーク電流測定が要求される、車載向け電子部品の信頼性試験規格(AEC-Q101、AQG-324)に準拠した試験サービスにも対応します。

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オペアンプは発振することがある

みなさんこんにちは。電源設計課の合田です。

前回はオペアンプのイレギュラーな使い方について、お話ししましたが、今回は「オペアンプは使い方によっては発振することがある」というお話しです。

 

オペアンプは増幅回路をはじめ、コンパレータやフィルタなど幅広い用途で使用されています。

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当社の新入社員研修:未来への第一歩

こんにちは、技術教育センターの原田です。

うれしいお知らせです。新たな一歩が始まりました。当社では、24年度の新入社員研修がスタートしました!
2024年3月19日のブログ“1年間の新人研修が終わりを迎えます”で河野から23年度の研修総括がされたばかりですが、4月になって新たなメンバーが加わり、心機一転、次なるステージの幕開けです。

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