Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

高周波マッチング工房

以前、当社の技術サービスのネーミングについてお話させていただきましたが、今日はその続きです。 ネーミングについては、まだ社内で継続議論中なのですが、ある程度固まってきた名前については、早くお客様の反応が知りたくて、お取引先様への説明会の中で試しにちょっと使ってみたりしています。 例えば、高周波(RF)設計・評価のサービスを「高周波マッチング工房」とプレゼンの中で呼んでみたのです。 続きを読む

各種高周波部品開発

各種高周波部品開発

フィルタ回路設計評価

必要な周波数のみ最小限の損失で通過させ、不要な周波数は確実に減衰させる回路がフィルタ回路です。
通過させる周波数により、

LPF(Low Pass Filter) : 低域通過フィルタ
HPF(High Pass Filter) : 高域通過フィルタ
BPF(Band Pass Filter) : 特定の周波数のみ通過させるフィルタ
BRF(Band Rejection Filter) : 特定の周波数のみ減衰させるフィルタ

があります。
 
WTIでは、周波数200MHz12GHzにおいて、L/Cを用いた各種フィルタ回路、マイクロストリップラインを用いた各種フィルタ回路の設計・評価の実績があります。
またこれらを組み合わせることで、お客様の目的に合ったフィルタ回路をご提案します。
 

フィルタ等価回路 フィルタ特性
フィルタ等価回路 フィルタ特性

 
【主な開発実績】 続きを読む

高周波電力増幅器開発

高周波電力増幅器開発

高周波ディスクリートトランジスタ/高周波アンプモジュール設計評価

WTI40MHz18GHzの周波数帯域において、パッケージ内部で整合を行うディスクリートトランジスタや、外部でインピーダンス整合を行うアンプモジュールの設計評価実績があります。

使用するトランジスタとしてはベアチップから、モールドパッケージ品、メタルパッケージ品など幅広く経験があり、用途に応じた整合回路の設計評価を行っております。
整合回路はチップコンデンサやチップインダクタを用いて整合をとる集中定数タイプ、伝送線路の幅や長さを変更し整合をとる分布定数タイプの設計・評価を行っています。
構成する基板材料としては、一般的な有機系基板からセラミック基板まで扱っています。
これらを用いて、低いインピーダンスのトランジスタを、最適なインピーダンスに整合する回路を実現しています。

インピーダンス整合を行う上では、出力電力・動作効率・歪などのうち、どのパラメータを重視するかという点で注意が必要となります。また高周波増幅器にはつきものの発振の問題など、他にも注意点があり、これらを加味した回路を提案します。
 

ディスクリートトランジスタ検討事例 トランジスタ負荷依存特性
ディスクリートトランジスタ検討事例 トランジスタ負荷依存特性

 
【主な開発実績】

開発件名 概要 主要特性
トランジスタ単体評価 ・ベアチップトランジスタのDC/熱抵抗特性を評価 --- --- ---
・ベアチップトランジスタの最適負荷を評価(ロードプル・ソースプル) 周波数
~4GHz
出力
~1W
---
・ベアチップトランジスタ用 整合用回路を設計評価 周波数 続きを読む

高周波回路の設計 ~整合とは~

大塚

みなさんこんにちは。WTIデバイス技術部次長(兼)高周波設計第二課 課長の大塚です。

高周波設計第一課長の橘高さんによる『高周波電力増幅器とは?』という回で、“高周波トランジスタの整合回路を設計しています”という話がありました。そこで、今回は私が設計をはじめたころのお話しをしようと思います。

当社の高周波電力増幅器開発サービスはコチラ

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高周波電力増幅器とは?

橘高

みなさま、お久しぶりです。今回で3ヶ月ぶり2度目の登場となります、(株)
Wave Technology高周波設計第一課長 橘高です。

さて最初は『「高周波」ってなんだろう?』で始まり、高周波設計第二課の大植さんから『意外と身近な無線通信』と続き、高周波としては第3回目となりました。

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意外と身近な無線通信

みなさん、はじめまして。(株)Wave
Technology
高周波設計第二課
ユニットリーダーの大植です。

はじめましてなので、最初に私たちの課について説明します。といっても課の名前から想像がつくかと思いますが高周波に関する技術、特に無線分野に特化した技術を扱っています。回路の設計から基板設計、特性評価や既存製品の特性改善などを主に行っています。

(当社の高周波(RF)の対応実績はこちら)

高周波を扱う課は、私たちの第二課の他に第一課がありますが、社外の方からご覧になると、どちらも同じに見えるかもしれません。でも少し違います!

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「高周波」ってなんだろう?

みなさん、初めまして。WTI高周波設計第一課長の橘高です。

私たちの課は、課の名前が示すように無線通信における高周波技術に特化した技術サービスを行っています。高周波は「波」です。当社の「Wave」はこの高周波の「波」も指しているんですよ。しかし、この高周波って、意外とわかるようでわからないものなんですね。今日はこの高周波について少し述べさせていただきます。

(当社の高周波(RF)の対応実績はこちら)

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社員インタビュー3

Interview

電波の世界に魅せられて
WTIで技術者としての未来をひらく


第一技術部 通信機器設計一課
(2023年 新卒入社)
K.Yさん

仕事内容を教えてください

私は高周波・無線通信を担当する部署で、無線機器の評価業務に携わっています。主な仕事は、生産終了となった半導体や電子部品の代替検証です。代替部品に置き換えたときに、同じように使えるか、電波法に違反していないかを確認する必要があるんです。最初は、電磁波の強さや不要な電波の有無など、比較的難易度の低い測定から任せてもらいましたが、今ではより高度な評価にも挑戦しています。WTIでは、めったに触れることのない高価な測定器を扱える機会が多くて、それがすごく面白いんですよ。“目に見えないもの”を技術で見極める――そんな仕事に、日々やりがいを感じています。

入社のきっかけは

「中学生の頃から、電磁波に興味がありました。目に見えないのに身近にあって、確かに存在している―そんな不思議さに惹かれて、大学・大学院でもこの分野を研究しました。卒業後ももっと技術力を高めたい!と思い、高周波技術を持つ企業を探していたところWTIと出会いました。WTIは高周波だけでなく、さまざまな分野で高度な技術力を持っていて、教育制度も充実している。「ここなら成長できる」と思い迷わず入社を決めました。現在、希望していた部署に配属され、ベテランの先輩方から多くのことを学びながら充実した毎日を過ごしています。仕事中は落ち着いて集中できる環境ですが、昼休みには若手メンバーで集まってリフレッシュ。休憩スペースにあるトレーニングマシンを使うのが、最近のちょっとしたブームです(笑)

入社して感じたことは?

無線機のような高周波機器は、測定や評価に高度な知識が必要です。最初は右も左も分からず、先輩に教えてもらいながら少しずつ測定を覚えていきました。社内講座にも参加して、無線以外の知識も身につけています。最近では、回路図を追っていくと機器の仕組みが理解できるようになってきて―その瞬間がすごく嬉しく感じます。“あ、つながった”って思えると、技術者として一歩前に進めた気がします。今の目標は、先輩のように設計開発ができるようになること。知識も経験も必要ですが、まずはしっかり技術を吸収して、着実に成長していきたいです。」

就職活動中の学生のみなさんへ

会社選びにはいろんな方法があると思いますが、私はまずインターンシップに参加することをおすすめします。実際に現場を見て、その会社がどれだけ力を持っているか、自分の理想の働き方ができそうか―それを肌で感じることが大切です。就職活動の軸をはっきりさせて、それに合った企業を訪問することで、“ここで働きたい”と思える会社がきっと見えてくるはずです。

自家中毒ノイズによって受信感度が劣化していませんか?

小川

みなさん、こんにちは通信機器設計課の小川です。

 昨今では、IoT通信用のLTEモジュールやWi-Fi、Bluetoothモジュールなどが普及しており、簡単に無線機能を搭載できるようになっていることから、無線機能を搭載した製品が多数開発されていると思います。しかしながら、通信機能が確立された市販の無線モジュールを搭載して開発した製品でも、無線通信が安定しない、想定よりも通信可能距離が短いなどでお困りではないでしょうか?
まず、真っ先にアンテナ性能が出ていないことを疑われると思いますが、アンテナ性能が悪いとは限らず自家中毒ノイズによる受信感度劣化が原因かもしれません。今回は自家中毒ノイズによる受信感度劣化についてお話しします。

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