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特定小電力無線(特小) をご存知ですか?免許がいらいないの?

株式会社 Wave Technologyの大塚ですみなさん、こんにちは。
株式会社 Wave Technologyの大塚です。

皆様は、特定小電力無線をご存知ですか? 略して特小と呼ばれたりもします。

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店舗などで店員さんが連絡用に使っている「業務用トランシーバー」が特定小電力無線(特小)を使用した無線機に該当します。

特定小電力無線(特小)の免許と使われている機器

電波法では、『無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。』と決められています。(=無線従事者免許)
無線ここで言う無線局とは、『無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体』のことを指すので、電波法に従えば“無線を使用する場合には免許が必要”と言うことになります。

特定小電力無線(特小)の免許を持っているの?

あれ?ちょっと待って!?
店員さんはみんな免許を持っているの?

と思ったあなた、するどいですね!
実は、例外があるんです。

発射する電波が極めて弱い無線局や、一定の条件の無線設備だけを使用していて、無線局の目的、運用が特定されている無線局については、無線局の免許及び登録は必要ないとされています。

この規定に当てはまる免許や登録を必要としない無線局がいくつかあります。そのうちの一つが「特定小電力無線局」になります。
トランシーバーそして、特定小電力無線局にあたる「業務用トランシーバー」は免許を受けなくても利用することが出来るのです。

つまり、おしゃれなカフェの気になる店員さんがトランシーバーを使って
「あそこに座っているお客さんいいよね?」とあなたのことを噂していても、電波法上は何の問題もありません。(笑)

特定小電力無線(特小)を利用している機器は他にもある

特定小電力無線(特小)を利用している機器は他にもあって、フードコートで見かけるコールシステムもそうですし、家庭用としては電力のスマートメータやリモコンなどにも利用されているケースもそうです。
意外と身近ですよね。

 

特定小電力無線(特小)の周波数と用途

特定小電力無線(特小)は、規格によって、周波数帯、用途、通信の内容、送信時間が決められています。

特定小電力無線(特小)の主な周波数

主な周波数は、315MHz帯、400MHz帯、920MHz帯などになります。周波数は、データ量などの目的に合った通信規格を選択する必要があります。用途も決められていて、中にはセキュリティ用途にしか使えないという規格もあります。

特定小電力無線(特小)局の用途

①   テレメーター用、テレコントロール用及びデータ伝送用
②   医療用テレメーター用
③   体内植込型医療用データ伝送用及び体内植込型医療用遠隔計測用
④   国際輸送用データ伝送用
⑤   無線呼出用
⑥   ラジオマイク用
⑦   補聴援助用ラジオマイク用
⑧   無線電話用
⑨   音声アシスト用無線電話用
⑩   移動体識別用
⑪   ミリ波レーダー用
⑫   移動体検知センサー用
⑬   人・動物検知通報システム用

 

特定小電力無線(特小)向け無線通信回路設計サービスのご紹介

当社にご相談されるお客様で、特定小電力無線(特小)のどの通信規格を使うかを悩まれているケースがあります。そういった場合でも、お客様の用途に合った通信規格をご提案させていただきますので、安心してご相談ください。

特定小電力無線(特小)のお困りの方は当社にお任せください

通信規格は決まっているけど“開発リソースがない”“開発の技術や経験がない”など、お困りの方がいらっしゃいましたら、当社に開発もお任せください。

当社では、特定小電力無線(特小)機器の無線通信機器の設計サービスを提供しています。
この設計サービスは、『部品選定』・『回路設計』・『アンテナ設計』・『技適認証申請』まで幅広く対応していますので、自社で対応できない部分を当社にご依頼いただくことでお困りごとを解決いたします。

特定小電力無線(特小)機器の製品化までの流れ
- 特定小電力無線(特小)機器の製品化までの流れ -

 

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