テクノシェルパ技術コンサルタントの原田です。

これまでEMCについての情報発信を行ってきましたが、今回はそもそもEMCとは何かという基本的な定義や歴史について触れてみたいと思います。

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<EMCとは>

EMCとは Electro-Magnetic Compatibility(電磁的両立性) の略称です。日本語では「電磁環境適合性」や「環境電磁工学」などとも呼ばれています。

JISによる定義


装置またはシステムが、その存在する電磁環境において、他の機器に許容できない電磁妨害を与えず、かつ自身も正常に機能する能力。
つまり、他にノイズ(妨害)を与えず、自分もノイズに強くあることが求められるのです。
なお、電磁妨害(ノイズ)とは「電子機器や生体に悪影響を与える可能性のある電磁現象」を指します。

EMCの分類


EMCは大きく以下の2つに分けられます。

・エミッション(Emissions):機器が外部に放出するノイズ
・イミュニティ(Immunity):機器が外部ノイズに耐える力

この両者を合わせて、EMCと呼びます(図1)。

 

図1. EMCとは

 

そのほかよく用いられる用語として、以下のようなものがあります。

 

EMCに関連する用語

EMCの理解に欠かせない関連用語を整理しておきましょう。

EMI(Electro-Magnetic Interference)=エミッション

 → 機器が発生するノイズが他の機器に与える干渉のこと。

EMS(Electro-Magnetic Susceptibility)=イミュニティ

 → 外部からのノイズに対して機器がどれだけ影響を受けるか、という「感受性」。

 

EMCの歴史

EMCの歴史は意外に古く、起源は無線電信の妨害問題にあります。

近年では、機器内部のノイズ(イントラEMC/自家中毒)による不具合も課題となっており、高速・高密度設計においてもEMC対策は欠かせません。規制以外の側面では、近年の電子機器の高速化・高周波化・小型化・低電圧化に伴い、機器内で発生した微弱なノイズにより、その機器の機能自体が劣化する問題が増えてきている現状があります。これらはイントラEMCとか自家中毒などといわれています。

 

EMC対策

 EMC対策は主に以下の3つの観点から実施されます。

EMC対策1. ハードウェアレベルでの対策

  1. ノイズの発生源対策(EMI対策)
  1. PCB レイアウトの最適化
  1. フィルタリング
  1. シールド処理

EMC対策2. ケーブル・コネクタの工夫

EMC対策3. ソフト・設計運用上の工夫(EMS対策)

実際、このような対策を限られた時間の中で効率よく施すには知識と経験が必要となります。

当社には経験豊富なEMC対策・評価のプロフェッショナルがおりますのでEMC対策でお困りの際は是非お問い合わせください。

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