海中への応用にも期待! ワイヤレス給電(WPT)技術 2019年9月25日2019年10月8日 ohara.yuji 株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。 今日は、海中での応用にも期待がかかる、ワイヤレス給電(WPT)のお話です。 日本近海には,メタンハイドレートやレア・アースなどの海底資源が大量に存在していることが判明しており、今後の開発が大いに期待されています。 また、地上より強風が得られやすく、設置場所の確保もしやすい特徴を持つ、海洋風力発電の設置もこれから大いに進んでいくことでしょう。 海洋探査には、海中を動き回りセンサーで情報を収集する海中探査ロボットや潜水艇を使用します。 また、海上風力発電機の海中部分の点検は、海中ロボットを使用して行います。 これらの海中ロボットや潜水艇には給電する上で大きな課題があるのですが、何だか分かりますか? 給電ケーブルで給電する際は、風力発電機などの人工構造物に給電ケーブルがからまるリスクがあります。 ケーブルを使わない場合は、2次電池に蓄えられた電気で駆動することになりますが、その場合、浮上させてから充電するかバッテリーを交換する必要がありますので、作業効率が大きく低下するという問題があります。 そこで、解決策として期待がかかっているのがワイヤレス給電です。 ワイヤレス給電を使うことができれば、海中ロボットに非接触(ケーブルレス)で給電できますので、充電の度に浮上させたり、給電ケーブルが構造物にからまったりという問題が発生しないのです。 フランスの経済学者、ジャック・アタリ氏によれば、「人類の将来にとってより重要なのは、宇宙の探査よりも海だ」とのことで、海洋開発とこの分野へのワイヤレス給電技術応用の今後の広がりには目が離せません。 ちなみに、当社のワイヤレス給電技術は、磁界共鳴化型で、設計・評価とコンサルサービスをご提供しておりますが、年を追う毎に多くの引合いを多くいただくようになってきています。 新たなワイヤレス給電の応用について、お客様からお話を伺うのは当社にとっても、大きな楽しみです。 なお、ワイヤレス給電の応用の考えるときのヒントになる記事はこちらでご覧になれます。 ワイヤレス給電の応用をこう考える もしよろしければ、他のワイヤレス関連の記事もご覧ください。 【ワイヤレス給電の関連記事】 ワイヤレス給電技術の引合を次々にいただいています WTIのワイヤレス給電サービスが「関西ものづくり新撰2018」に選定されました! ワイヤレス給電は人手不足解消への必殺技!これから益々広がっていきます ワイヤレス給電の設計は経験とノウハウが必要 ワイヤレス給電の設計・評価サービスを開始! ワイヤレス給電 設計サービス リリース間近! WTIのワイヤレス給電設計・コンサルサービス ワイヤレス給電, 社長ブログ