株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
当社をインターン・シップで訪問してくださる学生さんとは、私の時間が合う際に、お話をさせていただくことにしています。
そのときや採用面接の際などにいただくご質問に対して、私がどういうお答えをしているかを、WTI社長ブログで時折紹介してきています。
【過去の関連ブログ】
- 学生さんからの質問「海外との取引はありますか?海外企業との仕事を増やす予定はありますか?」
- 学生さんの質問「資格を取ると採用に有利になりますか?」
- 学生さんからのご質問「ある程度のレベルの技術をいくつも保有している人って、どうなのでしょうか?」への答え
- 学生と社会人の違いとは
今回ご紹介させていただくご質問は、「学生時代には、何をやっておけば良いのでしょうか?」です。
以下、当日私がお答えした内容に少し言葉を補った内容としてご紹介させていただきます。
まず、ご自分がやりたいと思っていることを行うことが一番のお勧めです。
今、何かをやりたいと思っているということは、それを行うための環境が整いやすかったり、また、それが将来のご自身に役立つ可能性があるからです。
頭で考えると、「そんなことをしている場合じゃない。あちらの方を優先しなければ」という思いが立ち上がり、せっかくやりたいと思っていることを抑制してしまうかもしれません。
しかし、まずはご自分の気持ちを優先してみましょう。
それは、あとで始めようと思っても、そのときになると急に環境が整わなくなったり、興味を失ってしまっていたりして、行動に移せなくなることがあるからです。
人生は不思議なもので、経験したことは全て、後の人生で役に立つようにできています。
ですから、今一番やりたいことに挑戦してみましょう。
それから、もう1つやっておくと良いこととしては、論理の向こう側にある、人としての深い判断の助けになるような学びをしておくことです。
ロジカルに思考して判断することは勿論不可欠なのですが、それは全体像ではありません。
そもそも論理は、判断根拠とする10のファクターがあったとき、5つのファクターは「GO」、残りの5つは「NO GO」を指し示しているということは普通にあります。
そういうときの判断は、論理を超えたその人の信条や生き様や哲学、の出番となります。
どうやって、そういう素養を身につけるかについては、私も確たる方法論を示せる訳ではありませんが、哲学、倫理、心理学、歴史、芸術などを始めとする人文系の学問は、深い領域に接するきっかけとして大いに役に立つと思います。
ビジネスの世界で長く当然のこととされてきた、スペック・納期・価格といった数字で規定されるファクターに加え、社会に対する「意味合い」も大いに重要視されていく現代にあっては、このことが一層大切になってきています。
もしよかったら覚えておいてくださいね。
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