今回は、チョークコイルについて話します。
チョークコイルは、所望周波数より低い周波数の電流を通し、高い周波数の電流は通さないようにするために使われるインダクタです。
高い周波数を通さないようにするため、整合回路で使うインダクタよりも大きいものが使われます。
ここで注意点として、Q値が高いインダクタをチョークコイルで使用すると、回路のコンデンサや寄生容量と共振回路となり発振の原因となることがあります。
対策としてチョークコイルと並列に抵抗を入れるなどしてQ値を低くなるようにします。
高周波回路では、整合用のコイル(インダクタンス)をチョークコイルと兼用させたりすることがあります。
図1 チョークコイル 挿入例