高周波回路でのコンデンサの用途は主に
- バイパス用コンデンサ
- マッチング用コンデンサ
があります。
ここでは、マッチング用に使用するコンデンサについて記載します。
高周波回路では、周波数が高くなると、コンデンサ自体の等価直列抵抗(ESR)やインダクタンスが問題となってくるので、単位静電容量当たりの容積が小さい誘電率の大きな物質を焼成した積層形コンデンサ(セラミックコンデンサ)を使用することが多いと思います。
静電容量やサイズが同じものでも、製造メーカや型番が違えばインピーダンスや共振周波数などの特性が異なるので、高周波回路の特性が変わったとか、特性が再現しないということがありますので、使用したコンデンサの型番まで記録しておく必要があります。
図1 理想的なコンデンサの等価回路
図2 実際のコンデンサの等価回路(例)