ノイズ対策を行うためには、まず、電波暗室で現状のノイズ放射状態を詳しく調べ、対策を講じたものを再度電波暗室内でテストして効果を調べる、これを何度も繰り返します。
電波暗室が長期間に亘って使用可能であれば、以上の作業を電波暗室の中で連続して行うことができ、とても効率がよいです。
しかし、そのような恵まれた環境はむしろ珍しく、電波暗室はどこも予約で一杯という状況が続いています。現状のノイズの状況を電波暗室内の測定で把握して、対策は実験室で行い、対作品をまた電波暗室で測定しようと思ったら、1ヶ月先にならないと使えない、といった状況を経験しているエンジニアの方々は多いのではないでしょうか。
そういうときは、ある程度予約に余裕がある簡易電波暗室を探して借りる手があります。
正式認証サイトではないため、認証を得ることまではできませんが、現状を把握し対策の効果を確認するのには充分です。
また、電波暗室を保有している設計/開発会社に対策を丸投げするというやりかたもあります。
(⇒ http://www.wti.jp/contents/emi-02.htm)