皆さんこんにちは。WTI設計第一課長の赤谷です。
前回のブログに引き続き、今日も伝導ノイズ対策について対策事例を交えてお話します。
私は伝導ノイズ、放射ノイズが規格をオーバーしている時、“バケツに入れた水がどこかに空いたピンホールから漏れている。”ことをイメージします。ノイズ対策も同じで一所懸命に対策を盛り込んだ製品でも規格をオーバーしているときはどこかに漏れ(原因)があるんです。
この漏れている穴を見つけ出すのが大変なんです。皆さん、伝導ノイズ、放射ノイズの対策検討をしている時、ノイズが見えれば対策しやすいのに~!!って思ったことありませんか?私も過去、何度も何度も頭をよぎりました。(なんとかしてこの目でノイズが見えねーのか!って)
でも今はこのエンジニアの夢(ノイズを可視化する)を実現するシステム(電磁波可視化システム)があるんです!いや~ 技術の進歩ってすごいですよね!
このシステムはカメラで測定対象物(基板、製品状態などなんでもOK)を撮影し、その前で近磁界プローブを使って対象物をサーチすることで、測定した電磁界の強度レベルを実画像と重ね合わせて、ノイズレベルをヒートマップ上に表示させることができます。



内部ケーブルの配線見直し例
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