カスタム計測はIoTを救う!? 2016年12月21日2018年6月13日 ohara.yuji みなさん、はじめまして。 WTI 応用機器設計部 設計第三課長の矢野です。 WTIブログ初登場です。どうぞよろしくお願いします。 今日は私の担当している、カスタム計測技術のお話をします。 実はこれ、世の中で提供されている技術サービスの中でも珍しい部類ではないかと密かに思っているんです。 開発中の新製品や製品の評価を行うときって、最初はエンジニアが手作業で測定すると思いますが、試作品レベルになってくると徐々に計る個体数も計る項目も増えてきて、「とてもやってられへん」状況に入っちゃいますよね。 そこで、なんとか検査機を自作して検査を自動化してきないものかと思い立ち、市販の測定装置をネットで調べても、そんな自分の要望にぴったりの装置は見当たらないし、あっても、とんでもなく高価だったりします。 かといって、測定装置メーカーさんにお願いしようと思っても、測定装置の種類が多岐に亘ったり、特殊な治具が必要であったりすると、装置毎に別のメーカーさんにお願いして、集まってきた設備を自分で組み上げることになります。 そして制御ソフトは自分で書くか、外注するしかなくなってしまいます。 これはすごく面倒ですね。第一、検査機を作ることが本来業務じゃなく、自社製品を開発したり作ったりするのが本来業務である訳ですし。 WTIのカスタム計測の業務は、そのようなお困りのお客様のご要望をしっかりと捉えて、また既にお持ちの装置は活かしながら、足りない設備や治具は提案して、自動計測できるように組み上げていくんです。 測定器のハードウェア構築は勿論ですが、計測を自動化するための複数機器を制御するソフトウェアの開発もオーダーメイドで行います。 ウチの課は、お客様が具体的な設備の種類や組み合わせ方にアイデアをお持ちでなくても、イメージを私達に伝えていただくだけで、計測システムの提案から製作まで対応できる課なんです。 どうです、珍しい課でしょう? IoTの時代に入りつつある今、大量のセンサの情報を収集して分析する要望は今後、増える一方です。「IoTを使って設備保全に役立てたい」「IoTで生産効率を上げたい」「IoTで不良率を下げたい」など、いろいろな需要が急速に高まっている現在、私の課の役割も益々重要になってきています。 この続きは次号のWTIブログで カスタム計測の詳細はこちら ⇒ keisoku.htm WTIメールマガジンの配信(無料) WTIエンジニアが携わる技術内容や日々の業務に関わる情報などを毎週お届けしているブログ記事は、メールマガジンでも購読できます。ブログのサンプル記事はこちら WTIメールマガジンの登録・メールアドレス変更・配信停止はこちら WTIの技術、設備、設計/開発会社の使い方、採用関連など、幅広い内容を動画で解説しています。 IoT, WTIブログ, カスタム計測・リバースエンジニアリング