テクノシェルパ技術コンサルタントの原田です。
ノイズ対策のためにEMIフィルタを用いる 皆さんが最もよく用いる手法のひとつではないかと思います。しかし同時に、どのようなフィルタを用いれば良いのかを見極めることはなかなか難しいことだと感じておられないでしょうか。
今回、そのような疑問に応えるため、EMIフィルタの評価指標と実際の効果について、2回に分けて説明をしたいと思います。

前回(085 EMI対策 ~直列素子のSパラメータ(インダクタ編2)~)では2端子対回路の中にインダクタLを直列接続したときの反射損失と通過損失を求めました。この章では、実際のインダクタLに寄生する浮遊容量CO (ストレーキャパシティーとよぶ)と等価直列抵抗Rs(ESR)と等価並列抵抗Rp(EPR)を想定した場合の反射損失と通過損失を求めます。