Wave Technology(WTI)-ウェーブ・テクノロジ

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

「計測評価プラットフォームの活用推進」について!

みなさん、お久しぶりです!
WTI第二技術部カスタム技術課の川中です。

今回は、カスタム技術課で取り組んでいる「計測評価プラットフォームの活用推進」についてお話をしていきます。(WTIの「カスタム計測・受託評価サービス」はこちらをご覧ください)

 

お客様からしたら、「委託先のプラットフォームなんて説明されてもなぁ…」と思うかもしれませんが、ちょっとだけお付き合いください。読み進めればWTIの強みである「計測評価プラットフォームの活用推進」がお客様にも、結構価値あるってことがお分かりいただけるかと思います。

カスタム技術課は主に「計測・評価・解析サービス」を業務としています。

その中でも計測・評価って、結構大変な業務なんですよね。本当はコア業務(設計開発など)にリソースを割きたいのに、「計測・評価」は避けて通れない…そのくせにタスクを細分化すると検討事項が多くて大変なんです。(図 1参照)

 

図 1 計測・評価のタスクとお悩み

 

そこで我々はこのような様々な要件に対応するべく「計測評価プラットフォームの活用」を推進しています!
主に、各種計測モジュール群とLabVIEWを組み合わせたプラットフォーム活用を得意としています。ここにオリジナルの回路基板も組み合わせることで、「計測評価プラットフォーム」を更に柔軟に活用できるんですよね。

カスタム技術課ではそれら「計測評価プラットフォーム」を駆使し「お客様の多様な要件ごとに巧みにカスタマイズする」ことによって、図 1で示したようなタスクやお悩み事に対応しています。

え?お客様にとって嬉しいことは、って?もちろんあります!

まず、嬉しいことその①。変更に強いです。
例えば、元々想定していた測定条件にアナログI/Oを追加して他の物理量も測定したくなった、といったケースがあれば、対応するハードウェア(DAQモジュールなど)の追加・変更をするだけで簡単に実装できます。(図 2)

 

図 2 追加・変更にも柔軟に対応

 

嬉しいことその②。評価環境の開発要素が少なくて済みます。
計測に特化したハード・ソフトが元から充実しているので、基本はそれらの組み合わせで計測環境を構築していきます(図 3)。つまり、一から同じ評価環境を構築するよりも、早く環境が構築できます。(納期短縮にも寄与します。)

 

図 3 「計測評価プラットフォーム」のハード・ソフトの組み合わせ

 

嬉しいことその③。難しい、あるいは特殊な評価環境を比較的簡単に実現可能です。
②でもご紹介したとおり、計測に特化したモジュールなどを簡単に組み合わせることで、本来、一から作ると煩雑になるものをスマートに構築できます。

例えば、FPGAとリアルタイムプロセッサを組み合わせたシステムを一から作ると工数が嵩みますが、sbRIOと呼ばれるシングルボードコンピュータを使えばシステムを比較的簡単に構築できます。この例では、FPGAによって高速な信号を生成し、それ以外の制御はリアルタイムプロセッサで行うという使い方をしています(図 4)。

 

図 4 難しい評価環境も比較的簡単に実現

 

いかがでしたでしょうか?カスタム技術課で取り組んでいる「計測評価プラットフォームの活用推進」はお客様にもメリットがあることが少しでも伝わりましたら幸いです。

カスタム技術課では、お客様に代わって計測・評価を行う「受託評価サービス」、計測・評価システムをお客様に納める「計測システム開発受託サービス」、(今回は割愛しましたが)基板やデバイスの動作原理や回路を解析する「リバースエンジニアリングPlusサービス」を標準のサービスとしています。

少しでも気になることがあればお気軽にお問い合わせください!

 

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