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EMCにおけるノイズの種類と規格 |電波暗室・EMI | WTI

みなさんこんにちは。第一技術部電源設計第三課の尾中です。

以前お話しさせていただきました”USBとコンプライアンステスト”では多くの

問い合わせをいただきありがとうございます。このブログではUSBについて

お話しさせていただきましたが弊社ではUSBだけでなくEthernetについての

コンプライアンステストも承っていますのでこちらも是非お問い合わせください。

(前回ブログ:WTIブログ『USBとコンプライアンステスト』)

話は戻りまして今回のブログではノイズの種類と規格~EMCとは?~についてお話しさせていただきます。

(1)EMCとは?

EMCとはElectroMagnetic Compatibilityの略称で、EMI(ElectroMagnetic Interference)やエミッションと呼ばれるも

のとEMS(ElectroMagnetic Susceptibility)やイミュニティと呼ばれるものを総称したものです。

JISではEMI(エミッション)のことを電磁障害、EMS(イミュニティ)を電磁感受性、EMCを電磁両立性と定義しており、

言葉のとおり装置またはシステムの存在する環境において、製品が周囲のものへノイズを放出して影響を与える

ことをEMI(エミッション)、また周囲のものからのノイズによって製品が影響を受けてしまうことをEMS(イミュニティ)

といい、EMIとEMSの影響下でも正常に動作する(両立する)ようなものがEMCを満足する製品となります。

EMCを満足するために様々な規格が用意されており、それらに準拠できた製品の設計・製造が求められることに

なります。

(2)ノイズの種類

EMCでは様々なノイズに対して規格が用意されており、それらを満足する必要があります。

満足させるためにはまずどのようなノイズがあるかを理解する必要があり、大きく分けて伝導ノイズと放射(輻射)ノ

イズの2種類が存在しています。伝導ノイズは電源や信号用のケーブル、プリント基板の配線など導体をとおし

て伝わるノイズのことで、放射ノイズは空中に放出されるノイズのことを指します。

EMC対策ではこのようなノイズの原因を調査し、対策していく必要があります。

(3)EMCの規格

最後にEMCの規格についてお話しします。EMCの規格としては製品規格、製品群規格、共通規格、基本規格の4つに分類されます。

図のように適用する規格は細かいものほど優先度は高くなります。そのため製品規格があれば製品規格を適用し、無ければ製品群規格、無ければ共通規格を適用するといったようになります。

また各規格の中にCISPRやIECといった言葉が出ます。IECは電気電子技術に関する標準規格を策定する国際標準化機関です。CISPRも同様にEMCに関する妨害波について測定法や許容値の国際的に統一するために設立されたIECの特別委員会になります。このような国際機関によって策定されたものを国際規格といい、EMCの基本的な規格として存在しています。この国際規格とは別に各国ごとに設けられた国内規格も存在しており、これら多くの規格を満足することでやっとEMCを満足した製品として成り立つことができます。

WTIでは現在、各種国際規格(IEC、FCC、CISPR、VCCI)に対応した簡易電波暗室や伝導ノイズ、放射ノイズの分析に必要な設備を保有しており、これら設備をフル活用したEMI対策検証受託サービスの提供しております。EMI規格認証前の伝導ノイズ、放射ノイズ対策・検討を専門の技術スタッフがお客様に代わって実施させていただきます。また、簡易電波暗室についてはレンタルでもご利用可能ですので興味がございましたら是非お問い合わせください。

また以下に関連リンクを載せますが、” 電子回路設計 ヒントPLUS☆”にはEMC対策に必要な設計技術情報も載せてありますので併せてご覧ください。

 

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