初学者にとっては、トランジスタの動作原理は少しとっつきにくいと感じられるかもしれません。
そんなときは、まずはイメージで理解してから正確な知識を得るための学習をすることが助けになると思います。
例えば、MOS FETやMES FETなどの所謂ユニポーラ系トランジスタの動作は、水門が水の流れを制御しているイメージがぴったり当てはまります。
そのような図を頭に浮かべて理解することがお勧めです。
トランジスタの「ソース」は「貯水池」、「ゲート」は「水門」、「ドレイン」は「排水口」と置き換えてイメージするのです。
と言いますか、トランジスタのそれぞれの電極の名前は正にそのイメージでつけられているのですね。
貯水池(ソース=Source、源)に溜まっている水(電子/ホール)が水路を通って流れ出ようとしている途上に水門(ゲート=Gate)があり、この水門が上下することで排水口(ドレイン=Drain)へ流れ込む水量(電流)を変えている、というイメージを頭に浮かべると良いのです。
