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#013 EMI対策 〜パスコンは、容量ばらつきに御用心〜

これまで解説してきましたように、パスコンは共振周波数の意識なしには使えません。LC自己共振周波数に加えて、周辺回路のL成分が付加された状態での共振周波数を把握することが大切です。
ですから、パスコンの正確な容量値、寄生インダクタンス成分の把握が重要なのです。一方でコンデンサは電子部品ですから、出荷された製品には、必ずばらつきがあります。そのばらつきの平方根で共振周波数をばらつかせてしまいます。

例えば、±20%の規格のパスコンだと、10%程度の共振周波数のばらつきになって現れます。これが製品としての許容範囲内であればよいのですが、そうでないのなら、もっとばらつきの小さいパスコンを使用すべきです。でないと、製品毎にノイズ規格を満足したりしなかったりということが起こってきます。あるいは、パスコンに温度特性があることから、製品使用温度によって動作状態が異なる、あるいは、規格はずれを起こすということも発生し得ます。

パスコンは、容量や寄生L成分だけではなく、ばらつきや温度特性にも気を配らなければなりません。

 

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